「本当はね、雪乃って名前にしようかと思っていたんだけど、私たちの子供がそんな繊細な名前が似合うような子になるわけないじゃんって事で、○○○って名前にしたのよ~!」
「お母さんの友達の娘さんが○○○って名前で、可愛かったから同じ名前で違う漢字にしたの!」
「あなたの名前の漢字はね、本当は違う漢字の予定だったのに、お祖母ちゃんが自分の見栄のために勝手に今の漢字に変えたのよ~。ホント嫌になっちゃう。」
一見何の問題も無い家庭。 しかしその家庭は「機能不全」でした。 「生きづらい」と感じながら二十数年を過ごし、夫の協力を得ながらACの連鎖を食い止めようと日々試行錯誤している一人の母親の記録です。